本当は日記を書かずに寝る予定だった。日記を書いている Markdown のファイルを空にしたまま日課の読書をする予定だったが、Amazon.co.jp: 生活の印象 eBook : 樋口恭介:本を Kindle Unlimited で読んでいたら、(それに対する感想ではなく単に文章というものを) 書きたくなったので書くことにした。ちなみに修士論文は 1 文字も書かなかった (が、他のデカいタスクを 1 つ倒したのともう 1 つデカいタスクを 8 割片付けたので珍しく働いた日ではあった)。
「三体」の最初の巻を単行本で手に入れてしまったため、続きも単行本で手に入れたいという話をちょっと前の日記に書いたが、Fire HD で快適な電子書籍による読書体験が出来るようになったせいで一週間もしない内にこの考え方は覆った。したがって「三体 X」や「三体 0」、作者の短編集である「円」は電子書籍を買うと思う。
電子書籍移行への最後の砦として「本は実質的にインテリアになる」という情緒に訴えるような思考があったが、合理性という謎の指標が血糖値スパイクの様に突如上がる病気を抱えており、ちょうどそのタイミングとなったのでこの思考も陥落した。既に物理で買った本も全て崩し終わったら1、一旦全て手放して、再読したくなったものを電子で買うという事まで考えている。
こういうように、最近はソフト的なものへの依存を強めており、金銭も空間も時間も削減出来て良いのだが、気が付かない内に同時に失われている何かのツケをその内払わなくてはならないような予感がしている。
今日は独り言以外は一言も発しなかった。これは嘘で Alexa に向かってリマインダを設定するように何度か話しかけた。昨日は CTF チームの定例会があり、明日はおそらく高校同期とゲームをするので多分会話をするが、一般的な週でもまともに会話をするのはこの 2 日ぐらいしか無い。
昨年末はまだ研究室に顔を出していたり、学内の友人と会っていたりしたのだが、何故か最近、研究室に限って「他人の声と音が気になる」という症状が出ているので研究室に行っていないし、よく会っていた学内の友人は例の流行病に罹患したとかでそもそも向こうが引き籠もっているようだ。
それで何かが変わったかというと、皆が期待するような悪い方向には変わっていない。むしろ、それなりに人と話していた時の方が異常な様に感じており、解放感に包まれてすらいる。液晶で隔てられた週 2 回の気のおける人間たちとの会話が俺にとって必要十分な会話量なのだろう。
Spotify の Premium を解約してから、「広告をどうしても踏みたくない」という極めて身勝手な理由で Spotify の利用を控えている。そうなると作業や休憩中の耳を満たすためには Youtube や Bandcamp に頼ることになり、前者でポストロックのメドレーやサジェストに全てを任せていたらafloat storage/「# ffff (しろ)」music video - YouTubeを発見した。私はボーカルが入っている曲2があまり好きではないのだが、この曲は久しぶりにボーカル曲の中で琴線に触れたので紹介する。