昨日の日記で、年間で 100 日分の日記を書くと宣言してしまったので渋々書いている。さっさと 3 ヶ月分書いてしまえば、目標達成も楽になる。
大晦日1に上巻を読み終えた「銃・病原菌・鉄」の下巻を (昨夜の寝る前に) 読み終えた。上下巻のどちらも単行本で 300 ページちょっとであり、別段ページ数が多いわけではないのだが、内容が濃くて咀嚼するのに時間がかかってしまった。その分世界の不平等がどのようにして発生したのかを、地理と生物的な要因を元に記述していて面白かった。内容こそ人文科学のように思えるかもしれないが、疑問を提示してそれに対する科学に基づいた説明を加えて結論へと持っていく構造なので (実際私がそうであるように) 理系の人間でも面白く読めると思う。
と、言うわけで次の本を読む事にした。年末年始休暇のために持ってきた本はあと一冊しか残っておらず、その一冊は「三体」である。世界が熱狂したクソデカ規模の SF エンターテイメントに遅くなったが加わろうと思う。
この前に読んでいたのが、人類の歴史を詰め込んだ骨太ノンフィクションだったこともあって、平易な文体と会話文で記述されたスケールがデカいこの物語は相対的に読みやすいように感じたし、実際絶対的にも読みやすいと思う。そういうわけで今日一日で一気に読んでしまったが、それでも全 3 部に渡る壮大な物語のまだ触りであり、巻数にすれば全 5 巻2の 1 つを読んでいるに過ぎない。この読書体験がまだまだ続く事に喜びを感じながらも、単行本3があと 4 つ増えることの金銭と空間コストでやや心が曇ってしまう。
そういえばここ最近、Kindle がセールをしているのと重複して 5 冊買うとポイントを追加還元してくれるというキャンペーンを毎週実施しており、今週も始まったので次に買う 5 冊を何にするか考えている。三体を読み終わってしまい、持ってきた物理本のストックが無くなったのでちょうどよい機会だろう。
文末の「笑」や草が含まれた文章を受け取る事に抵抗があるのだが、エクスクラメーションマークと (私もよく使う) 三点リーダもこの対象になりつつある (したがって、三点リーダの使用は最近控えようと思っている)。そもそも小説のような「話し言葉を話し言葉だと認識出来る手法」を用いずに、話し言葉が書き言葉に入っていると嫌な気分になる4のだが、この感覚の派生だと思っている。
例年通りなら明日 (1/3) は母方祖父母の家に昼から行って一族が集まり、飲食してから夜に帰るのだが、80 を超えた人間達が駅伝と特番を見ながら喋っている横でどんな顔をすればいいかわからないままスマホを弄るというのが毎年の流れになっているので、祖父母に顔を見せる気はあるが、正直行く気が起こらない。
ここ一週間近く修士論文を書いていないので、それを書かなくてはならないアピールでお茶を濁すことも考えている。実際、4 年ぐらい前は冬季休暇に出た大量の課題を捌くためにラップトップを持ち込んで LaTeX エディタと格闘していた。以前は TeXworks だったが今年は Overleaf という違いでしかない。
あるいは、道中に本屋に寄ってもらって「三体 II 黒暗森林」の上下巻を買って読むのも有りかもしれない。それなら普通に Kindle で何かを読めば良いだけではあるが、電子書籍端末が 2 in 1 の PC5とスマホしかなく、前者を人前で持って読むのは妙な抵抗があるし、後者はそもそも読み辛い。よって、物理本を持ち込んで読む事は十分検討に値する。