久しぶりに日記を書く気になったので書くが、今日の分は出来事や思考を書き連ねるというよりは書いていなかった 1 年間に何があったのかを説明する。
1 年前には新卒で入社したことや研修についての話を書いていた気がするが、その会社を退職した。そもそもこの日記を書かなくなった理由が時間が無い事であり、その時間が無くなった原因が出社必須の部署へ配属され、片道 1.5 時間1の通勤が発生したことである。
片道 1.5 時間ということは当然往復 3 時間を要するため、リモートワーカーと比較すると残業時間が 3 時間増える事を意味する。しかもその 3 時間は仕事をするわけでもないため、単純にキーボードを叩けない無の時間が 3 時間増えたことを意味する。これは退屈が世界で 2 番目ぐらいに嫌いな私にとっては本当に苦痛であり、単純に自由時間が 3 時間無くなったこと以上の事を意味している。
配属希望を出した当時は「積んでいる SF 小説を崩せば良い」という気持ちだったが、電車のタイミングが悪いと座れないことも珍しくなく、座れたとしても隣に知らない人がいる事や揺れ、騒音、周りの乗客の挙動によっては本 (特にハード SF) を読むだけの集中力を維持できなかった。
「では、会社の近くに引っ越して通勤時間を短縮すればよかったのではないか?」という疑問が浮かぶかもしれないし実際に私も検討したが、交友関係をはじめとした私の人生に対する重要なコンポーネントが「その場所」に引っ越すことで大きく損なわれる事が最大の懸念事項として残り続けてしまい、結局これは拭い去る事が出来なかった。
他にも「趣味や CTF の問題作成レベルの事しか思いつかない研究テーマに取り組んでいて、研究職に対する適性の無さを実感した」というようなことっを上司や人事に伝えたが、これは自身で解決出来たり最悪の場合でも転属で済んだ問題だと思うので適当にでっち上げた半分嘘の転職理由である。
そういうわけで転職した。転職しても週に最大 2 回ぐらい出社することはあるが、その場所は先程挙げた問題をクリアしており再来週に引っ越す予定である。
また、転職意思を伝えてから転職まで 4 ヶ月程ありこの間は (自分で希望したわけではなく、機密性の高い部署に居たという理由で) リモートワークの部署に異動することになったが、新人研修の講師をやる以外に目立った業務 (特に技術に携わること) は与えられず非常に退屈で時間が出来たのにも関わらずメンタルがおかしくなったという極めて身勝手な状態であった。このせいで何故か時間があるにも関わらず自己研鑽の時間は出社していた時期の方が長かったという直感に反する事が発生したが、今はなんとか転職先で穏やかに働く事が出来ている。
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これは最短の時間であり、起床が遅くなると電車とバスの頻度が落ちて乗り換えの噛み合いが悪くなり、2 時間近くかかることがある。 ↩