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2023/01/24: 負け戦の前日

「現場の事を理解せずに効率化を提案して職場を崩壊させるコンサルの話」が好きだが、「IT部門に現場を体験させる話」を聞くと嫌な気分になる事が判明し、一貫性バトルのためにどちらを捨てるか悩んでいる。多分、実際の構造を紐解いていけば、おそらくどこかで一貫性が保たれるのだろうが、そんな面倒な事を考える余裕は今の私には存在しない。


発表スライドが完成しない。もっとも、取り掛かったのは今日になってからなので終わっているはずが無い。昨日の内になんとかする予定だったのに、骨組み(これも半分程度)を作ったところで、現実逃避でひとくち淫夢を見たりマイクラのファームを作る動画を見たり惰眠を貪ったりしていたら夕方になっており、更に三体IIIの下が残り250ページぐらい読むと終わる事が判明したので全部読んだら日付が回っていた。スライドが出来ていない事はどうでもいい。三体の方が重要だ。

年始から読み始めた三体をようやく全巻1読み終えた。IIの地点でだいぶクソデカSFエンターテインメントだったのに、IIIになってからも加速し続けてIIIの下では意味不明なレベルにまで物語が膨張した。ここまでスケールがデカくなると、出てくる概念に対して脳味噌が追いつかず、文字を処理して「あ~」と言うだけの機械となってしまうため、俺の脳味噌がギリギリ追いつくことが出来た三体III上が一番面白かった。

下もそれなりに面白かったが、謎の異文化解読パートから始まったり、宇宙の未来が俺が好きなモノと異なっていたり、物語の終わりが突然訪れたりと自分と合わない部分は全巻を通して最も多かったのではないかと思う。その代わり、出てくるSFガジェットは前述の脳味噌が認識できなくなるスケールまでは全巻を通して最も魅力的に見えた。

しかし、これで1月の最も楽しみだったコンテンツが終わってしまった。提出まであと1週間ほどになった修士論文を乗り切るために、SF小説でもノンフィクションでも何でも良いので補給したいのだが、何を読もうか悩んでいる。


スライドを作っていると、前回作ったページを流用したいと思う事がよくある。というわけで研究背景とか前提知識の部分は中間発表のスライドを流用しようと思ったのだが、不要になった資料を爆破する癖があるので作業用のデスクトップPCからは喪失していた。新しく作るための労力を計算して嫌な気分になっていたところ、そういえば発表時はラップトップの方に移した事を思い出して探した結果、無事にあったのでこれで3ページ分の資料を作る手間が削減された。

手間が削減されたのでマイクラを起動し、現実逃避を図る事にした。

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(良い意味で)公式同人誌の三体Xと、取ってつけたような前日譚である三体0がまだ残っている