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2023/01/01: 3つの100

Twitterを始めてから毎年、年越し付近はタイムラインを見ていたのだが、今年は布団に籠もって本を読んでいたら1時を過ぎており、SNSに触れない初めての年越しとなった。年越しに気付いた後もタイムラインを見る気は起こらず、先日読んだデジタル・ミニマリストの本の効果が割と出ているらしい。

結局、新年の挨拶は(一昨日会ったばかりの)高校同期が集まるDiscordでして終わった。LINEは個人宛のメッセージは全て通知を通すようにしているが「予想通り」一通も来ておらず、何らかのグループの方で来ているかもしれないが確認する気は起こらない。

そういえば2020年や2021年は書いた年内の振り返りもしなかった。実は昨年読んだ本は既に列挙してあったので、説明を加えて投稿しようと思ったが、途中で面倒になった上にそんな記憶を辿るアウトプットより今目の前に存在している本からのインプットの方が遥かに楽で魅力もあったので、年末は本ばかり読んでいた気がする1


結婚式のスピーチで有名な3つの袋というネタがある。確か「堪忍袋」と「給料袋」と「金玉袋」の3つだったと思うが、金玉袋は通常2つ存在しているはずなので、4つの袋としなくはならないと思っている。

実はこの指摘には間違いが含まれており、金玉袋の総数を人類の総数で割ってあげれば1つに収束するため、金玉袋を1つの袋とみなしても問題無いことがわかるだろう。なぜなら生物学的な女性には金玉袋が存在しないからだ。

小ネタを挟んだところで、今年の目標はこのネタに乗っかって「3つの100」としようと思っている。

1つ目は「日記を100日書く」ということだ。正確に数えてはいないが、去年はTwitterに飽きたタイミングを除いて日記を書くことがあまりなく、1記事も書いていない月が存在する。12月は公開していないだけでプライベートな日記をそれなりに書いていたので、この習慣を拡張させて達成を目指したい。

2つ目の目標として「毎日100ページ本を読む」を設定した。これは昨年の途中から「寝る前の2時間はPCの電源を落として本を読む」という目標を設定していたので、これが実質的により具体的な数値目標に変換された形となる。例外として、CTFチームの定例会があって遅くなる日やCTFやプログラミング等で遅くまで手を動かす事になった日は免除とするが、それ以外の日は報復性夜更かしで無益なインターネットサーフィンをする事をやめて、本を読むようにしたい。

3つ目の目標は「問題を100問解く」である。昨年のある時期、CTFの問題を解きまくっていたが、これを復活させようと思っている。昨年はCTFばかり解いていたが、CTFに限らず他の分野(特に数学や競プロ、ペネトレーションテスト2などなど)の問題も含めるものとする。先に上げた2つの目標は(この日記が公開されるのであれば)いずれも正月から取り組んだことになるが、この目標はおそらく実家から帰らないと取り組まず、不安なスタートダッシュを切ることになってしまった。

ちなみに賢明な読者諸君は既にお気付きだと思うが、実際の3つ目の袋は「お袋」である。これを真に受けて金玉袋でスピーチを行い、滑り倒しても私は責任を取らない。


無神論者(と言いながら実態はアンチ宗教、アンチ非科学)である事を、会った人間に割と表明しているのだが、このせいでクリスマスの装飾を見るたびに「(キリスト由来なので)これも殺意が湧くの?」とかそういう反応をされる機会が去年あった。元を辿れば(場所によっては)議論になるような立場を相手を分別せずに表明している俺が悪いのだが、今振り返るとあまり気分が良いものではなかった。よりセンシティブな例を出して説得力を増すのもどうかと思うが「ゲイをカミングアウトした人間に対して芸能人の写真を見せてどれが嗜好に合っているのかを聞き出す行為」に近いと思う。

そもそも俺が無神論者である事をなぜ表明したのかと言えば、現代日本において神の存在を信じている人間なんて居ないと(割と心の底から)思っており、そういう話題で一時的に盛り上がるためのツールになると考えたからだ。私は性格が悪いのでこういう「皆で(そこに当事者が居ない)なにかを馬鹿にして一緒に盛り上がる」事に全力を注ぐことがある。

冷静に考えれば、大抵の人間は神の存在について議論するなんてしょうもないことはしないだろうから、この考え方は明らかに間違っていることになる。私が神を馬鹿にするのと同様に、そういう事に考えを持たない人が私の考えを馬鹿にするという構造になっている事に気付いたので今後からこの手のカミングアウトを現実でするのはやめようと思う。

ところでおそらく明日か明後日に家族に初詣へと連行されることになるのだろうが、こればかりは流石に嫌な気持ちになる事はここで告白しておく。家族との仲を至極個人的な思想信条で破壊するのに比べたら、クソ寒い中クソ長い階段を上がって硬貨を1枚放り込んで3謎の動きをする事ぐらい大した事ではないが。


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ちなみに、年明けの瞬間に読んでいた本は「銃・病原菌・鉄」の上巻だった。どの章も疑問とそれの解決の手順が事細かに書かれており、読むのにかなり体力を使うが、名著と呼ばれているだけあってやはり面白かった。

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正確にはペネトレーションテストもCTFの一貫かもしれないが、JeopardyタイプのCTFとは問題の性格がかなり異なるので分離させた。

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今財布見たら、キャッシュレス化の波に乗っているせいで現金を1円も所持していないことが判明したので、思想信条以外の点でも初詣には大きな問題がある