昨日は頭痛に苦しみながらCTFに出ており、日記には

昨夜米を炊くのを忘れた。

としか書かれていなかった。というわけでpushせず、重たい頭を抱えて布団に潜ったがあまり寝る気が起こらなかったので「サイバーパンク エッジランナーズ」を2話まで見て¹、それでもまだ眠れなかったので適当な同人音声のサンプルで射精して寝た。最近は低音やクーデレでないと満足出来なくなっている。特に長らくお世話になっていた包容力高めのあまあまお姉ちゃん系がわざとらしく聞こえて抜けなくなった。

自炊に慣れてきたのか、料理をすることより冷蔵庫に計画通りの食材を用意しておくことの方が面倒になった。人数分の料理はするので買い物メモを共有したら全部買ってきてくれる人間が居ると助かる。もっとも、これはそれなりにお得なスーパーが徒歩圏内に存在しない上に、ネットスーパーに頼ろうとしてもインターホンも満足に存在しない学生寮という監獄のせいで到着の電話を見逃さないようにビクビクする生活のせいなので修了したら特に問題は無くなりそうではある。

外に出て自然と触れ合う趣味にそこそこ憧れがある。例えば登山、キャンプ、景勝地への一人旅などなど。これらに何故憧れがあるのかというと、おそらく「非日常」や「未知」を求めているからなのだと思うが、ここまで目的を抽象化してしまうと代替行為が大量発生する。

例えば私が普段から嫌というほどやっている計算機と数学も非自明だったり未知だったりする対象を紐解く行為だし、それが終われば自明にはなってしまうものの、その際に得られた感覚は上記の趣味を行っている過程に得られる感覚と大して変わらないのではないかと思う。

他にも休日に無目的に街へ出てカフェを探したり、ショッピングで時間潰しをするのもちょっとした非日常を感じる行為であることから、多くの趣味(というか休日の過ごし方)は同じ基底クラスを有しているように思える。

そういうわけで趣味としての勉強は、道具(本や論文、解説サイトなど)さえ揃えれば誰でも出来るし、面白さの構造も他の趣味と大差無いことから別に高尚でもなんでも無く、誰でも手の届くところに存在しているし、ましてや自信が特別だと信じているようなオタクによって占有されるべきものでもない。「職業に貴賎無し」という言葉はある程度の範囲²で成り立つと思っているが、同様に趣味にだって貴賤は存在しない。

コロナ開幕期に部屋に籠もってできる趣味しか有していなかった俺は外出を伴う趣味に否定的な態度を取っていたが、今考えると非常に愚かな考えであり、「特殊な世相に依存する」程度の落ち度しか無いという認識へと改めなくてはならない。そしてwith コロナの時代になってきた事から、この欠点も既に無視できるようになっている。

さて、この日記をたまにでも読んでる人は「射精」というワードに1回は出会っているかもしれない。というわけで射精について書く。

まず私は射精が好きだ。語弊の無いように言っておくと「射精(行為)」が好きなのでは無く「射精(概念)」が好きなのであり、もっと言えば「射精(文字)」が一番好きだ。普通の文の中に脈絡無く「射精」という文字が登場したら、「うんこ」だけで笑う小学生や「クリトリス」だけで笑う中学生の如く感情が昂ぶって脇目も振らずに笑いだすだろう。

そんな射精だが、実は私にとって射精(行為)に関しては単に性欲を満たす以上の役割があり、それは「安眠導入」である。賢者タイムで精神的に落ち着くのか、あるいは程よく肉体に疲労が溜まるのか知らないが、何故か射精をした後は直ぐに眠れる事が多い。

特に印象に残っているこのパターンは、2年半前に翌朝からバイトがあるのに眠れなかった時で、4時間布団に潜っていたのに眠れなかったので半ば諦めの気持ちで射精したら直ぐに眠る事が出来た。なお、それでも睡眠時間は3時間程度であった(そしてその1ヶ月後に意図的に休んで怒られが発生し、面談やらを経てその数カ月後にやめたのだが、この話はまた今度にする)。

昨夜³も微妙に眠れない予感がしたので射精してから睡眠を図ったらかなり直ぐに入眠できたと思う。そもそもその感覚を久しぶりに思い出したのでわざわざ日記で書いている。珍しく冒頭から性的な話を書いているのはこの話を書くための布石である。

ここまで書いておいて言うのもアレだが、卒論前の終わってた時期は射精に効果は無く、普通に睡眠薬を服用していた。結局、睡眠薬としての射精は運が良かった回をたまたま覚えていただけに過ぎない。生きているとジンクスや相関のようなものに遭遇する事があるが、それらは単に確率の気まぐれによって引き起こされている事が大半なんだと思う。そういったものに虚しさを感じながら、眠れると信じて射精をする惨めな自分の姿を容易に想像できる。