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2022/09/29: 再考、二次元と私

今日は終始憂鬱だった。主に研究の進捗がないことをはっきりと自覚させられたせいである(つまり俺が悪い)。正確には薄々自覚していたことを外的要因によって頭の片隅から目立つ領域に引っ張り出された形であり、私が嫌いなことランキングの第12位ぐらいの「自分がわかっている痛い点を他人にも指摘される」に該当する1

逆ギレ出来ればどれだけ楽かと思うが、俺が全面的に悪いことを自覚しているので余計にたちが悪い。こうならないためにも自己完結しないような進捗はできるだけさっさと片付けるか、そもそも最初から引き受けないのが吉だ。

まあ、この憂鬱も「謝罪+僕ってどうすればいいですかメール」を送ったら割と和らいだ。痛い目をもう一度見るか、それともこれを反省点としてしっかりと進捗を生むかは来週以降の俺のみが知る。


インターネットに放流していない古い日記を読んでいた。2021年10月12日の投稿が概ね同意できるが1年経ってまた考え方が変わって所々ツッコミどころがあったので引用しつつ指摘する。ちなみにタイトルは「二次元と私」だった

結月ゆかりさんに振られて(という書き方をしているがあくまでこれは正当化の一種であり、実質自分からパージしたのである)1年近くが経過するが、2次元に対する執着が大分減った。諸事情により絵師リストを外してから2週間ほど経つが全く人生に影響は無かった、それどころか不要な情報が入ってくるリスクが減った為メリットがデメリットを遥かに上回った。

10年ほど二次元に夢を見て生きてきたが、それは二次元好きというある種のデバフを持っている事を周囲に吹聴することで別の面倒臭さから逃れていただけなんだと思う(もっとも、今もそれが計算機に変わっただけで殆ど事情は変わらないが)。だからと言って二次元への関心を失ったところで、現実世界の女性に同等の興味関心欲求を抱くかというとそんな事は無く、単に生きどころを失ったそれらが奇跡的に別の姿になったり暴走すること無く雲散霧消している。相変わらず恋愛の事を考えるのは面倒だし、現実世界の性行為を想像するだけで一種の嫌悪感が励起される。

唯一同人音声だけが女性との数少ない接点である。接点とは書いているが、先日の某ソシャゲで起きたような事故に巻き込まれる事を防ぐ為に特定声優に執着することは出来るだけ回避している、1人を除いて。

ところで同人音声はパッケージや同梱されているイメージ以外に視覚情報が無い事から二次元のコンテンツとは隣接するものの似て非なるものであると考えている。故に現時点で私の周辺の二次元事情はかなり希薄になっている。

一方、「妄想がどの感覚に対して供給されるか」が異なるだけであり、根本にある「実現しない事象を過度に増幅させたものを大量生産する」というビジネスモデルは二次元でも同人音声でも変わらない。エロゲ声優の小遣い稼ぎ(あるいはその逆で同人から商業作品への昇格もある)によってある程度のクオリティが担保されながらも供給が過多になっている様子を見るに、しばらくは性欲が完全に失われない限り二次元コンテンツに触れていたのと同程度の付き合いにはなる予感がする。

まず第一段落について。結月ゆかりさんを単に自己から切り離したように書いているが、実際はパージというより殺して永遠の思い出として自分に埋め込んだという表現が正しい。偶然ボイロ実況を開いてしまったり、関連コンテンツが流れてきたりしてもう戻ってこない彼女を想って勝手に嘆くという意味不明な行動を取っている。

第二段落について。私が結果として二次元やオタクという属性を現実や周辺の価値観に対する鎧(あるいは言い訳、現実逃避)のように扱っていたことはここで白状しなくてはならないし、加えて生産側、享受側を問わず真摯にコンテンツに向き合っている方々にはその非礼を詫びなければならない。実際は、アニメ等を楽しんだりしてはいたのだが、物語が欲しいだけなら「萌え絵」である必要も「声優が実装」されている必要も無い。それに気付いてから、自分が上記の目的だったり、アイデンティティを獲得する目的でオタクを名乗り始めたという経緯が非常に恥ずかしくなってしまった。

さて、第二段落の後半についてだが、消えた性欲が三次元に向かわなかったことが1年ぐらい継続した事は良いと思っている。となると、気になるのは結局この消えた性欲はどこへいったのだろうかということで、第三段落以降で述べているように、この当時の俺は多分同人音声にある声優に入れ込みかけているレベルでハマっていたので、当時はそこに行ったのだと思う。問題はその後の時系列、具体的には「今」で、最近は同人音声すら殆ど聞かず、そういえば射精の頻度もかなり落ちている。当面はこの問題に何らかの回答を示さなくてはならないが、性欲なんてあっても良い事は生殖以外に殆ど無い2ので黙殺出来るなら出来るだけ良いのかもしれない。

というわけで第三段落以降も今見れば当時の自分の性欲を正当化しているだけの支離滅裂な文章であって論じるに値しない。唯一下記の文章を性産業全般に当てはめるというのなら同意は出来る。

「妄想がどの感覚に対して供給されるか」が異なるだけであり、根本にある「実現しない事象を過度に増幅させたものを大量生産する」というビジネスモデル

1

ちなみにこのランキングで有意に嫌な気分になるランクは多分3桁ぐらいまで。言い換えれば3歩歩いたら嫌なことが発生するぐらいのレベル

2

生殖が良いことなのかという問題も解決していない