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2022/09/23: 知識と思考の輪廻

昨日の日記を投稿するのを忘れていたが、1トピックしか書いていないしそれも「筋トレとバドミントンの両立ムズ過ぎて草」みたいなこと(を延々と引き伸ばしたこと)しか書いてかなかったので公開しなかった。

ところで最近加齢のせいか「~で草」とか「~過ぎて草」みたいな語彙を用いるのに抵抗があり、前述のように大した事を論じていないアピールで使う以外の使用例が見当たらない。ちなみにその次に抵抗があるのは淫夢語録だが、巨大数(巨大数ではない)として114514を未だに擦っているのでまずはこれをやめなくてはならない。


マストドン抄録 2018年版|柞刈湯葉 Yuba Isukari|noteを読んで非常に共感できる部分があり、数週間ぶりぐらいに日記のリンク共有以外にツイートをしようと思ったが、貴重な発言機会を他人の思考の共有で消費する事がダサく感じたのでやめた。これは自分でツイートをせずRTばかりしてるアカウントに対する気持ち悪さを覚えているにも関わらず、RTして「わかる」とか「これ私だ」とか言うのは許しているダブスタを正すためである。同意は同意以上の事を意味しないし、ましてやその発言が自分のものになることは有り得ない。そういう意味では、他コンテンツの転載や要約を自身のアイデンティティとしている人間はこの無意味性や虚無感と決別出来ているという点では凄いと思う。これはもちろん皮肉でもなんでもない素直な感想である。なお、この「凄い」という感想は私の人間に関する仮定から導かれる結論という「推論」に対してであるため、いつぞやの日記で書いたように結論に対しては「軽蔑」と両立する可能性はある。

ちなみにどのトゥート(マストドンの投稿)が気に入ったのかはCtrl+Fを押して「擬人化」と入力すれば多分そこに辿り着く。それと「人間将棋」も検索ワードに加えておこう。閲覧される範囲が現状狭いだけで結局コンテンツの共有はこの日記で行ってしまったので、上記の謎の拘りは大したものではなかった。


今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く (講談社現代新書100)を読み終えた。入浴前のお湯を溜める10分ぐらいの空き時間に読むのを2週間近く続けていたので100ページ程度1とは言え思ったより時間がかかった。

ショーペンハウアーの魅力や読み継がれている理由がわかるような内容で、実際にある程度ショーペンハウアーの魅力に取り憑かれたことから、これを読み終わると同時に「読書について」を読み始めた。そもそも100ページで哲学者について過不足無く著すのは難しいはずなので、「一気に読める教養新書」等と紹介されているものの、読んだことで「もっと読みたい」という好奇心と「一気に読んで終わりにしてはならない」という脅迫感が同時に芽生えたことは特記すべきことだと思い、ここに白状しておく。

主に教養系の書籍で「低コストで完全に理解」をコンセプトに掲げている作品が増えた気がするが、私の場合、完全に理解したり満足出来ることはなく直ちに関連書籍を手に取ってしまったので、業界のそういう商業戦略に乗せられている気がしてならない。もっとも、それで退屈が知識と思考へと変換されるのなら、終わりが見えないとしても悪い気はしない。

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しかも末尾の方は参考文献の紹介が続いており、本体は著者あとがきも含めて90ページぐらい