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2022/09/17: 公理を言えない理系学生

イオンで買ったマズい1上にコスパが悪く、振るとシェイカーにへばりついて洗うときに面倒くさいプロテインがそろそろ無くなりそうなので新たにプロテインを注文した、それも6kg(およそ3ヶ月分)。一ヶ月あたりの単価は毎日タンパク質換算で50g摂取する計算では5000円ぐらいで、しかも初回割引が効いたから今回は結構安い。加えて筋肉関連の初期投資は既にほぼ済んでいるので、しばらく筋肉出費が発生しないのも大きい。強いて言えば片側10kgまでの可変ダンベルが欲しいところだが2、学内ジムに行けばそこまでの重さのダンベルならいつでも使う事が出来る。

あとマルチビタミンとプッシュアップバーを注文し、ついでに前者は定期便にした。Amazonの配送予定がどの製品も来週金曜日になっており3、おそらくそれまでのどこか早いタイミングで発送はされそうだが、後回しにして更に後ろにずれ込むのが嫌だったのでとりあえずポチった。


最近は一部の文系学問にもリスペクトを抱いているので、理系のオタクが文系の学生を馬鹿にしているのを見ると嫌な気持ちになっていたのだが、これは「文系=遊んでばかり」という先入観を有しているからであって、批判対象は文系「学生」であり、文系「学問」あるいは文系そのものでは無い事に気付いて一応納得はした4。今後彼らがそこを区別して批判する事を祈る。

このような、「分野で人間の性質を隠す」という構造はおそらく理系にも存在するだろうと考えて、出てきたのが「理系を騙る計算の奴隷」である。これは講義と課題の絶対量で理系を論じることへの違和感から生じた結論である。

確かに理系分野において計算は不可欠なものであるが本質では無い。重要なのは対象がどのような因果や性質を持つかを確固たる演繹によって明らかにすることであって、微分積分や行列の演算、プログラミングやデータ集計が出来ることではない。それらを以て理系の特徴としてしまうのは、理系の性質ではなく手段だけを述べているに過ぎず、食事を「箸やフォークを使う行為です」と言うようなものである5


上記の話で「(ここには彼が敵視している概念が入る)は線形代数も出来ない人間の癖に云々」とほざく癖にベクトル空間の公理を満たさないものに「ベクトル」という言葉を濫用する大学院の知り合いの事を思い出した。

それで思ったのだが、C++のstd::vectorもベクトル空間の公理を満たしていない6のにこの名前である。これが気になったのでちょっと調べたらstl - Why is a C++ Vector called a Vector? - Stack Overflowというサイトが見つかった。これによればSTLの作者が何も考えず適当に命名し、今ではそれは間違いだったと認めているらしい。

なお、この文章は冒頭に出てきた当人が万が一読んで関係が破綻しても特に問題が無いという覚悟で書いている。というかここ最近の私の文章はそういう覚悟で書いているため昔のように後先考えず分別をわきまえずに鬱憤を晴らすためだけに特定方向に喧嘩を売るということはしていない7

1

もっとも、大抵のプロテインはマズい。それでも今は慣れたもののイオンのプロテインは最初飲んだときに絶望したレベルで不味かった

2

貧弱だし5kg*2で十分だと思っていたら意外と直ぐ慣れた

3

Primeの期限切れを疑った

4

但し、文理融合を名乗りながら文系のような事をしている人間が「理系」や「科学」について論じだすと嫌な気分になることは否定しない

5

「生存に必要な栄養素を取る行為です」とか「味覚を満たす行為です」といったものを模範解答だと仮定している

6

要素の型で加算やスカラー倍が定義されていてかつ要素数が同じなら出来るのかとワクワクしていた時期があった

7

実はこのセルフ検閲のせいで、前述の理系を騙る計算の奴隷の皆様への悪口が丸ごと消滅したし(今回はそういう人間の紹介しかしていないつもりである)、他にも弱者男性への(見方によっては)悪口を書いていたがこれも消滅した