Skip to content

External Entity

2022/03/11

Slay the Spireで20連敗ぐらいして1日が終わった。明日から研究計画書出来上がるまでやりません。

食事はだいたい冷凍のまぜそばと納豆ご飯で済ませた。前者はもう無くなったのでお茶漬けに戻る。

そう言えば昨日の日記書くの忘れてた。タコピーの時系列を混同したり、出てきた新聞記事の意味が分からなかったので友人に聞いたら腑に落ちた事は覚えている。

思考

社会と制度のフリーライダー

税金を十分に納められない人間でも福祉を享受出来る事を更に一般化し、社会における役割が希薄でも社会がもたらす正の側面だけを享受出来ると考えていて、ここ数年はそれを目指す為に何をすればいいか考えていたのだが、気が付いたら就活によって社会への参加を強制されようとしている。

まあ働いて税金を納めるぐらいならまだ良いが、ある程度の規模の集合住宅や、住宅地に住んでしまうとご近所付き合いが発生する(都会なら発生しないかもしれないが)のが一番苦痛である。

そもそもただの趣味として何らかのコミュニティに属そうとしても、「参入障壁」「内輪ネタ」「苦手な人間」「醜悪な噂」「外部からの偏見」等の問題に悩まされることから、単純に行政や物理的な割当ではない趣味の社会で「友人を作る」とか「自己顕示欲を満たす」といった、甘い蜜のみを吸う行為すら難しい。自分が好きなコンピュータの話題がメインだったはずのTwitterですら見るのが嫌になってしまうので新しい趣味で新たな社会に属していくのはもう無理なのではないかと思っている。

内輪ネタによる囲い込み戦略

ゲーム配信がここまで巨大なビジネスになった大きな理由に「内輪ネタ」があると考えている。「内輪ネタ」と言うと言い方が悪いかもしれないが、結局これはコミュニティの形成とほぼ同義である。

ここ5年ぐらいはTwitchでFPS配信者を眺めたり、ある日突然飽きて見なくなる事を繰り返しているが、その観察の結果、数字を集める配信者はこの内輪ネタの使い方が非常に上手である。特にクリップ(一部では切り抜きとも言われている)と他者とのコラボレーションは非常に効果があるものとなっているように思える。

配信をするだけで蓄積する莫大な動画資源だが、クリップという形にしてしまえばそれだけである程度の内輪ネタを1つ作る事が出来、しかもそれを作るのは視聴者である。当然だが配信プラットフォームの機能を使うのであれば無給である。そしてその中でも特に受けの良いクリップは動画のコメント欄のコマンドと対応させることで、コマンド1つでコメント欄に流す事が出来、コメントを見ている人間なら数十秒でその内輪ネタに適応出来る。

だが、それだけでは既に存在するコミュニティの濃度を上げるだけで大きさの成長にはあまり結びつかない。そこで登場するのが他の配信者である。最近では大型ゲームタイトルのカスタムマッチによって配信者同士が交流する機会が増えたが、これによって他配信者の視聴者を取り込む事が出来る。そして、配信者同士の相性が良かった場合は、何度もコラボすることで生じる「関係の内輪ネタ」が生まれることになり、それを求める両者の視聴者の融合が完了する。

これを最初から意図的に行っているのがVtuber事務所だと思っている。大量のVtuberをn期生という形で区分けすれば、同期売りや先輩後輩売りが出来るし、デュオ, トリオ+α営業に持っていく事も簡単だろう。各事務所にVが何人居るのか知らないが、それの大多数が埋もれずに成功を収めているのはこのような意図的なビジネス戦略が無いと難しいと考えられる。

ところで一つ前提を共有するのを忘れていた。何故視聴者がこのような「内輪ネタ」に惹かれるかである。本来であれば内輪ネタは参入障壁を上げるだけの存在であるから、コミュニティに存在しない方が良いはずなのだが、配信の場合は動画が意識しなくても勝手に流れてくる媒体であることや、そもそも数が多すぎて全部を把握出来ないため、「警察」や「奉行」、「自治厨」のような存在が目立たないことから、手軽で心地よい内輪ネタとなっていることが挙げられる。外側からだと多くのクリップやアーカイブ、そして配信本体を見ないと文脈を共有出来ないように見えるが、そこまで長くない時間の視聴とコメント欄からの学習によって簡単にコミュニティへの参加権利を獲得できるのである。

本当はこの議題についてもっと色々考えた事があったのだが(例えば、可処分時間の奪い合いの話や、視聴者参加型の存在意義が実は「無い」というような話)、長くなる上に実は的はずれな事を言っている可能性が生じているのでここで筆を置く。よく考えたら今は2人の配信者しか見てないし(それも、Youtube等に上がるクリップは殆ど見ておらず、単に聴覚を音楽以外の方法で満たす方法がほしい時に利用している)、Vの話題を上げておきながらVの配信を1msも見ずに知り合いの話から推論しているに過ぎない。